電力自由化により北海道電力などの地方の電力会社からも電気が購入できるという時代

地域が違っても電力会社を経由して運ぶことができる

電力自由化に伴い、地域以外の電力会社や小売電気事業者からも電気を購入することができるようになりました。極端な例えになりますが、九州の方に住んでいるけど北海道電力から電気を購入することも可能ということです。
地域が違うのにどうやって電気を運ぶのかというと、地域の電力会社を通して運ばれます。託送供給という配送電ネットワークを利用して、地域が違っても電力会社を経由して運ぶことができるようになっています。
一般家庭であるなら、地域の電力会社や電話会社などの異種業による小売電気事業者から電力を購入すれば良いと思いますが、地方に会社や別宅がある場合はその地域の電力会社のことを調べる必要があります。

受電量には、低圧・高圧・特別高圧の三種類があります。ほとんどの一般家庭は低圧であり、ボルト数は100Vから200Vです。高圧は会社や中小企業などが用いることが多く、ボルト数は6000Vです。特別高圧は大きな工場などが用いるもので、ボルト数は20000V以上です。ボルト数が上がるほど電気料金も上がるので、使用する分を考慮した上でどの受電量にするかを決めます。

北海道電力の場合〜地域による天候状況に合わせた工夫〜

地方の電力会社に申し込みをする際は、ハガキ・インターネット・電話・FAXで申し込みができます。いろんな方法で申し込みができるので、電話がない方でもパソコンがない方でも申し込むことは可能です。
地方の電力会社もそれぞれの特徴があり、地域によって天候状況も違うのでそれに合わせた工夫をしている電力会社もあります。例えば北海道電力は冬になると雪が多くなるので、それによる停電やトラブルを防ぐ活動をしています。北海道の雪は積もることが当たり前なので、設備に積もる積雪を取り除く作業を行います。これを、冠雪落としと言います。設備の積雪が送電線のところに落ちてしまうと、送電線が揺れて送電線同士や鉄塔が触れて停電を起こすことがあるそうです。そのようなことを防ぐために、冬期には冠雪落としを定期的に行っています。
また冠雪落とし以外にも、風で揺れた送電線が触れないように相間スペーサというものを取り付けたり、雪が着きにくくなる難着雪リングや捻れ防止ダンパーなども取り付けるという工夫をしています。

電力会社は電力を安定して運ぶために、それぞれの地域状況や天候状況に合わせた活動を行っています。引越しなどをする時を良い機会として、異種業の小売電気事業者から電気を購入するのも良いと思いますが、引越し先の地域の電力会社のことも調べてからどの会社から電気を購入するかを決めると良いと思います。